桜が咲く頃 cherry-blossom time 2003 12 12
今年は、異常気象で、
11月に、桜が、狂い咲きで、開花していたという話を聞きました。
それにつられて、
永田町や霞ヶ関方面でも、花が、狂い咲きとなっています。
日本では、毎年、春が来ると、
桜が咲く前に、
「泥縄」という花が咲きます。
毎年、咲きますので、桜に比べて、控えめに咲きます。
しかし、この花の、開花時期の予想がむずかしい。
せっぱ詰まらないと、咲かない。
しかし、開花する場所は決まっている。
いつも、永田町や霞ヶ関方面で咲く。
桜の話がでたので、
このホームページの過去の記事を探してみました。
「また夢追いですか」
この時期は、花が少なく、さびしい。
もう少し待てば、梅の可憐な花が咲く。
そして桜。
桜は美しく、その美しさで、大地に春が来たことを告げる。
誰もが、いつまでも咲いていてほしいと願う。
人は、はかない美しさを、より多くの人と共有したく、花見の席に集う。
されど、五分咲きで集う者もあれば、
幸いにして、満開で集う者、
散り始めてから集う者もある。
満開の席に集えなくて、落胆する者多し。
しかし、桜とは、そういうものである。
散り始めるのを見るのも美しく、
散って、その花びらが、大地を桜色に染めるのも美しい。
「四つの桜」
桜は、春が来たことを告げ知らせる。
しかし、桜には四つある。
天国の桜。
その心、天国ならば、桜は、天国の桜に見える。
成功の桜。
この春の成功者は、桜は、成功の桜に見える。
子供の桜。
子供から見れば、木に花が咲いているだけである。
失意の桜。
この春に失意のなかにある者は、桜は、失意の桜に見える。
あるいは、別れの桜も、あるかもしれない。
しかし、桜は桜である。
人間がどう思うと、桜は、春を告げる仕事をしている。
桜が咲く頃